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あんた最高だよ。パテル=マテル。
あらゆる意味であなたは最強だ。

さて 零の軌跡 クリアです。
我が天使がどうなっていくのかがひたすら気になったので
毎日帰ってからガシガシやった結果、もう終えることができました。

…また 泣きました。
しかし今度は せつない とか 悲しい とかの涙ではありませんでした。


以下 英雄伝説零の軌跡』の結末に関するバレを含みます。

また 我らが殲滅天使さまに関する重大なバレもあるのでご注意ください。

ストーリーをこれから楽しみたい人は、読んではいけません!


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レンちゃんの運命を翻弄し、非道い目にあわせた黒幕… 登場しました。
もっと幼い頃のレンちゃんやティオすけたちを「実験」のために攫った教団。
その親玉です。そいつを、この手で叩きのめせる日が来ようとは。

要するに、この『零の軌跡』というゲームは、
レンちゃんを非道く悲しい形で巻き込んだ、未曾有の未解決事件を
その始まりの地であるクロスベルの若い刑事たちが解決に導く話だったのだ。

魔都クロスベルは、レンちゃんを過酷な運命に陥れた、乱れた土地ではあるが…
そこに生きる若者たちは、権力との狭間、葛藤の中で懸命に正義を示した。
魔都が美しい都として再生するための第一歩。この若者たちには希望がある。
マイナスを気合いで埋めてゼロに至った。プラスに至る物語は、これからだろう。

さて黒幕の言葉に、気になる内容が。
今まで、レンちゃんは自分の心を守るために自分の中から別人格を生み出した
と思っていましたが、どうもそうではなかったようです。
教団の「ロッジ」と呼ばれる施設の中でも異様な内容になっていった「楽園」。
その「楽園」にはレンちゃんの他にも子供達が実際にいた。
その実際にいた周りの子らの人格を「取り込んだ」というのです。
ここからは私の想像ですが
…「実験」や、もっといかがわしい何かを原因として命を失った子どもたち。
その子らの人格を取り込むことで、自分を守る盾を心に生み出したのか…
どちらにせよ… 考えると、胸を抉られるような痛みを覚える話です…

黒幕を…エステルたちと共に、ぶっとばしました。
こやつをエステル・ヨシュアと共にブッ倒せるのは、良い展開です。
最後までエステルたちが蚊帳の外だったら、すっきりしなかったのではないかと。

しかも。しかもレンちゃんが助けに来てくれました。
最後の最後に悪あがきの究極変身を遂げた黒幕に、ダブルバスターキャノン!!
あとはトドメをさせばいい感じにしてくれました。
おや…この展開はどこかで見たことが。
たしか…あの親父か! あの最強親父がやったことを、今度はレン様が。
いやぁもうめっっっちゃ嬉しかったっす。

ところが、戦いが終わるとすぐに立ち去ろうとするレンちゃん。
あらら? 一歩近づいたけど、まだかくれんぼを続けてしまう展開か!?
さすがにそれはない。それはないだろう。
がんばれエステル、ヨシュア! なんか、なんかやれ! なんか!

…ここで落ち着き払って「もうレンはあたしたちに捕まってるわ」と言うエステル。
するとびっくりしてしまうレンちゃん。あーもう、なんて可愛い。
それからいろいろレンちゃんの心に響く言葉をどんどん言うと…
レンちゃん、またうるうるしてきました。 うぁーかわいい。
「楽園のことを知ったら諦めると思ったのに」と言うレンちゃん。
あきらめるわけ! ないだろう!!
全部うけとめまくりたいから追いかけてるんだから!!

ここでパテル=マテル。レン様を手に乗せたまま…
ずしんずしんとエステルたちの方へ歩き始めます。
レン様の命令なしで。だめだめと慌てるレンちゃん。またしても可愛い。
なんとマイスターの改良により、自分の意志を持ったらしい。
いや、そうなる前から、レン様が寒そうな時はあったかい空気出してたり
けっこう「心」みたいなものはもともと持ってた感じではあったが。
ここで「歩み寄る」演出をするとは、にくいね! やるね!
あんた最高だよパテル=マテル!

その巨大な手から優しく降ろされたレンちゃんは
しっかりとエステルに抱きとめられました。そして大泣きです。
こっちも大泣きです。
すげーほっとしました。ほんと良かった、良かったよ!
これでレンちゃんの声があったらもっと良かったよ!!
絶対ドラマCDかアニメで再現してくれよな!!

ところで…レンちゃんが「賭けに出る」って言ってたのは
実はこのことだったのかな……そうか、うん、そうか……
エステルたちが諦めるかどうかの賭け。そうだったのか?
そしてレンちゃんは、十中八九、エステルたちが諦めるだろうと思っていた。
…ふっふっふ…天才でも、愛の強さを予測できなかったか。
もう、これ以上ないぐらいの濃い愛情で包んで、教えてあげるしかないぜエステル。

しかし…諦めないでほしい、と心のどこかで思っていたのだろう。
その一筋の光にすがりたい思いもあったに違いない。
レンちゃん自身は認めないだろうけど。
まず、ロイドたちに名乗ることからして…
間接的に自分の存在をエステルたちに伝えるためだったのでは…
計算ずくじゃなくて、心のどこかに、無意識に、そういう期待を持っていたのではと。
そ、そんなことないわ、ちがうわ ってレンちゃんは言いそうですが。

さて これから色々いろいろいろいろな妄想がふくらむなあ。
リベールで3人…親父とパテル=マテルさんも含めたら5人で暮らすんだって!
考えてみるとスサマジイ家族だ…その気になれば大陸をどうにかできそうだ。
いや それよりも、レンちゃんがエステル・ヨシュアにどう接していくのかが気になる。
どんどんもたらされる深い愛情に、戸惑い恥ずかしがりながらも徐々に馴染む様とか。
あるいはこう、2人の前では急に甘えっ子になってしまう様とか。
考えるともうニヤニヤしすぎて…

次回作は「家族」になったレン・エステル・ヨシュアの日常を描くアドベンチャーゲーム…
とかだったらいいな。 それでいこう。そうしよう? じょやでした。
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