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じょやです。V-NETの企画として三つ巴の演劇対決を観てきました。
たいへん凄いエネルギーをもらって帰ってきました。行って良かった。行けて良かった。
もちろん我らが女神・西原さんからエネルギーをもらいまくったわけですが。
西原さんが参加した以外の2チームの劇も非常に見応えがあり良かったです。
Aチームは、得票数はB・Cに比べ多くなかったようですが、私はあの話、面白かったです。
舞台である「倉庫」に、さまざまな時代、さまざまな形で関わった人間たち。
彼らそれぞれの特徴が話の中で生かされていて、そこに織り成される人間模様がいい感じ。
そしてあのRPG的劇中劇の「ラスボス」役になった女優さんのテンションが気に入りました。
Bチームは、はじめハチャメチャな感じかと思ったら、次第に現実の悲哀をこれでもかと。
介護の現状…いや、現実の中でもあそこまでの悲劇はなかなか無いかもしれません。
ただ、あそこまで劇的でなくても、じわじわとくる悲劇は、多くの人が味わっているでしょう。
人はどう生き、どう死ぬのか。誰もが身近な人の幸せを願う、しかしどうすれば良いのか。
自分が生きることで人の幸せを奪っているのではないか。 幸せとはどうすれば与えられるのか。
テーマが重い、重すぎた…かも知れません。しかし前半はだいぶ毒を撒き散らしフザけてました。
あのフザけ具合が、自分の中ではマイナス…でも、重すぎるテーマを笑い飛ばす気にもなれた。
だからか、あの悲惨な終焉にスッキリしないにもかかわらず、あまり後味の悪さは引きずりません。
よく、ああいう重い話だと、見終わってから「考えさせられる…」などとつぶやくのですが…
今回のこのBチームの劇は、「考えさせられ」は、しなかったんです。
考えようが考えまいがこれが人の世だよ、なぁ? てやんでぇ! という感じで(どういう感じ?)
呑もう、考えてないで、呑むしかないよというような。
まぁ引きずらなかったのは、Cチーム・Aチームのほんわか空気によるものが大きいかもですが。
Cチームは2回観ました。2回といわず何回も…できれば毎回観たかったんですが。
モノにも心がある、それは私が幼少の頃より信じてきたことでもあります。
モノを見て語りかけられ思い出し、大切な何かを取り戻していく人間の姿。
モノは決まった役目しかできないが、人間は何でもできるじゃないかというのは、確かに響く。
西原さん演じる「サニー」は、ポータブルカセットプレイヤー(ウォークマンとは言いたくない?)
サニーが人の耳に手をあてて「音」を聞かせるシーンは実に名場面であると同時に羨ましさMAX。
齋藤さんのお人形の「こいつバカだ」が気に入ってしまって耳にずっと残っていたり
銀行強盗メンバーの痩せてヒョロッとした人の風貌が独特で一挙手一投足が気になったり
岡田さんの、なんといいますか「しなっ」とした動きに目を奪われたりもしましたが
やっぱり西原さん最強だなあ 西原さん観てると癒されて元気も出て自然と顔が綻んでしまう。
急に「魔法使いのお姉さん」になったり「ラジオ」になったりする所、今回特に楽しめた部分です。
劇の始まり方ですが
いきなり銀行強盗とか警察が踊りながら戦ってるし
後ろで何か奇妙な格好をした人形っぽいのやロボットっぽいのがはしゃいでるしで
よく分からない状況の筈なのに、瞬時に、次々に、心に滑り込ませるように自然に状況を
客に把握させていくのは流石のストーリー、流石の演出、そして流石の役者さんたちだと思いました。
銀行強盗関連の「茶番」も、実に愛すべき展開です。要するに悪人にはなりきれない若者たちだった。
そのように、人間はどうも何者にもなりきれない、どうやって「何者か」になるべきなのかを知らない。
役割がはっきりしているモノたちと、どうしたらいいか迷う人間、どちらがいいのか?
迷うことが生きること、そうだとすれば、自分もまだまだ死んではいない、と思えます。
ガラクタたちは、最後、持っていってあげればよかったんじゃ…とも思います。が…
持って行っても使わないんじゃ、却って… いや、それでも心があると知ったモノを置き去りになんて…
そのあたり、「考えさせられ」ました。観劇から2日経って、今でも考えています。
モノは人間を勇気づけて未来へ送り出したけれど、自分たちは消滅する…もの悲しいです。
ご都合主義でほんのりハッピーに終わるのかと思いきや、じつは。
そこはかとない悲哀を醸し出していると思います。
たいへん凄いエネルギーをもらって帰ってきました。行って良かった。行けて良かった。
もちろん我らが女神・西原さんからエネルギーをもらいまくったわけですが。
西原さんが参加した以外の2チームの劇も非常に見応えがあり良かったです。
Aチームは、得票数はB・Cに比べ多くなかったようですが、私はあの話、面白かったです。
舞台である「倉庫」に、さまざまな時代、さまざまな形で関わった人間たち。
彼らそれぞれの特徴が話の中で生かされていて、そこに織り成される人間模様がいい感じ。
そしてあのRPG的劇中劇の「ラスボス」役になった女優さんのテンションが気に入りました。
Bチームは、はじめハチャメチャな感じかと思ったら、次第に現実の悲哀をこれでもかと。
介護の現状…いや、現実の中でもあそこまでの悲劇はなかなか無いかもしれません。
ただ、あそこまで劇的でなくても、じわじわとくる悲劇は、多くの人が味わっているでしょう。
人はどう生き、どう死ぬのか。誰もが身近な人の幸せを願う、しかしどうすれば良いのか。
自分が生きることで人の幸せを奪っているのではないか。 幸せとはどうすれば与えられるのか。
テーマが重い、重すぎた…かも知れません。しかし前半はだいぶ毒を撒き散らしフザけてました。
あのフザけ具合が、自分の中ではマイナス…でも、重すぎるテーマを笑い飛ばす気にもなれた。
だからか、あの悲惨な終焉にスッキリしないにもかかわらず、あまり後味の悪さは引きずりません。
よく、ああいう重い話だと、見終わってから「考えさせられる…」などとつぶやくのですが…
今回のこのBチームの劇は、「考えさせられ」は、しなかったんです。
考えようが考えまいがこれが人の世だよ、なぁ? てやんでぇ! という感じで(どういう感じ?)
呑もう、考えてないで、呑むしかないよというような。
まぁ引きずらなかったのは、Cチーム・Aチームのほんわか空気によるものが大きいかもですが。
Cチームは2回観ました。2回といわず何回も…できれば毎回観たかったんですが。
モノにも心がある、それは私が幼少の頃より信じてきたことでもあります。
モノを見て語りかけられ思い出し、大切な何かを取り戻していく人間の姿。
モノは決まった役目しかできないが、人間は何でもできるじゃないかというのは、確かに響く。
西原さん演じる「サニー」は、ポータブルカセットプレイヤー(ウォークマンとは言いたくない?)
サニーが人の耳に手をあてて「音」を聞かせるシーンは実に名場面であると同時に羨ましさMAX。
齋藤さんのお人形の「こいつバカだ」が気に入ってしまって耳にずっと残っていたり
銀行強盗メンバーの痩せてヒョロッとした人の風貌が独特で一挙手一投足が気になったり
岡田さんの、なんといいますか「しなっ」とした動きに目を奪われたりもしましたが
やっぱり西原さん最強だなあ 西原さん観てると癒されて元気も出て自然と顔が綻んでしまう。
急に「魔法使いのお姉さん」になったり「ラジオ」になったりする所、今回特に楽しめた部分です。
劇の始まり方ですが
いきなり銀行強盗とか警察が踊りながら戦ってるし
後ろで何か奇妙な格好をした人形っぽいのやロボットっぽいのがはしゃいでるしで
よく分からない状況の筈なのに、瞬時に、次々に、心に滑り込ませるように自然に状況を
客に把握させていくのは流石のストーリー、流石の演出、そして流石の役者さんたちだと思いました。
銀行強盗関連の「茶番」も、実に愛すべき展開です。要するに悪人にはなりきれない若者たちだった。
そのように、人間はどうも何者にもなりきれない、どうやって「何者か」になるべきなのかを知らない。
役割がはっきりしているモノたちと、どうしたらいいか迷う人間、どちらがいいのか?
迷うことが生きること、そうだとすれば、自分もまだまだ死んではいない、と思えます。
ガラクタたちは、最後、持っていってあげればよかったんじゃ…とも思います。が…
持って行っても使わないんじゃ、却って… いや、それでも心があると知ったモノを置き去りになんて…
そのあたり、「考えさせられ」ました。観劇から2日経って、今でも考えています。
モノは人間を勇気づけて未来へ送り出したけれど、自分たちは消滅する…もの悲しいです。
ご都合主義でほんのりハッピーに終わるのかと思いきや、じつは。
そこはかとない悲哀を醸し出していると思います。
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