忍者ブログ
[175]  [174]  [173]  [172]  [171]  [170]  [168]  [167]  [166]  [165]  [164
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

V-NET Cチーム『青い時間』について 追記

「べつに!」という、お人形さんのセリフが耳に残っている。

そうなんだ、別に用は無かったんだよ。
もし「サニー」があの場にいなかった場合、人間たちとはかかわりがない。
「ゴミ」たちは次の日には熱処理され、人間たちはどこかへ逃げる。
役目を終えて全て諦め、消えゆくモノたち。
何をしていいか分からず希望を見いだせず、逃げ去る者たち。
両者の運命は交差することなく、ただ平行線のレールの上、暗闇へ突き進むのみ。
でも、べつに! べつにそんなこと、どうだっていい。
世界はただただ回り続けるだけ、何も変わらないし、何も残らない。

偶然、サニーがいたから、たまたま、人間たちは希望を見いだせた。
モノたちの運命は変わらないが、人間と心通じ合えて、気持ちのいい別れができた。

それでも、気持ちをぶつけあわなかったら、何も起こらないままだったろう。
気持ちを吐き出したからこその展開だったわけだ。

現実でこういうことは起こり得るだろうか?
自分にあまりかかわりがなかったり、めんどくさかったり、恐れたりして。
それで、「べつに!」のまま、心を表現せず、ぶつけず、ただ、すれ違う。
そういうことの方が、多いかもしれない。
だから人の世には、「そんなにうまくいくはずがない」とか、
「ハッピーエンドは全てご都合主義」などという、暗い考えが生まれるんだろう。
殻に閉じこもり何もせず、立ち向かわず、諦めてたら、希望が無いのは当然。
奇跡が起こる筈もないのに。

「べつに!」が「会えて良かった!」になるのは、そんなに難しいことか?
最近「べつに!」が多い自分の人生、自問してみるいい機会。 じょや

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
<< あの看板 HOME ヤオヨロズ >>
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[05/27 じょや]
[05/17 ren]
[04/01 じょや]
[03/28 飲む牛乳]
[07/07 じょや]
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]