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じょやです。たまたま見かけてたまたま買ったマンガをここまで気に入ったのは久々です。
それはヨシノサツキさんの『ばらかもん』です。
若き書道家が、感情的になって起こした事件をきっかけに「島」に「修行?」に行って
大ざっぱで同時に細やかで開放的に人生を満喫している天真爛漫な島民に翻弄される話。
舞台は作者が生まれ育ったという長崎県の五島列島。郷土愛がやたら強いマンガ。
各話のタイトルは全て五島列島の方言となっている。セリフにも方言はばんばん出てくる。
方言の協力をしているのは、作者のお母さんとのこと。

出てくる人物がみんなおもしろくて何度読んでもついつい笑ってしまう。
元気すぎる子ども「なる」や、何があっても泣く「ひな」、手強い中学生「美和ネェ」、
マンガ家志望で妄想の強い「タマ」、心優しき地元の“不良”ヒロシ。
そんな子どもたちが巻き起こす騒動に振り回されながら何かを見出していく主人公。
特に主人公と「なる」の関係がなんかいい。
都会から来た迷う青年と、迷いを吹き飛ばす元気な島民の代表、といった感じを受ける。
また、子ども達だけなく、おっさんおばさん・じいさんばあさんも多く登場し、いい味出してる。
年をとるなら「なるのじいちゃん」や「ヤスば」のようなじいさんばあさんになりたい。
微妙に「変」でゆるいおじさんおばさんたちも、こういう人たちなら近所づきあいしたくなる。
とことん教育者に向いてない感じの「教頭」も、なんとも安心させる人物だ。

あとカメムシの効果的なつかまえ方を知って感動してます。

私は、自分ではマンガにはSF(超常現象や超能力・妖怪変化など強烈なもの、あるいは
藤子F不二雄先生のおっしゃった《すこし・フシギ》な感じ)が入ってないと読む気がしない!
…と思っていたのですが。この『ばらかもん』はひたすら「日常」を描いてます。
SFなどは全く関係ありません。
それなのに気に入ったわけで、これは自分にとって特別なマンガかもしれません。
(あ、1回だけちょっと不思議な存在が出てきたか。)

思い出してみると
すこし・ふしぎ じゃないと読む気がしないって感じになったのはオトナになってからです。
10代の頃は「キャプテン」とか「湘南爆走族」とか熱心に読んでましたから。
いや、湘南爆走族は すこし・ふしぎ に入るかも知れませんが。

現在4巻。発行所を見たらスクエニでした。
スクエニの最近のゲームには興味ゼロで、昔の栄光はどこへと思っていましたが
マンガはなんともいい味出してるのが登場していたようです。
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無題
感想、ここでよいのかな?(汗)

空の邂逅、読んでます。個人的には読みたい作品っす。なんか、エステルとかレンとかが仲良くしているのを見ていると心が和みます。

自分は10代は、特攻の拓と今日から俺はにはまっていました。
みーや 2011/06/12(Sun)00:03:09 編集
感謝!
ありがとうございます。
「空の邂逅」は、なにしろ私の願望が入りまくってますから、その内容で心が和む方がいらっしゃるというのは、とても嬉しいです。
これからもう少し暴走するかもしれませんが、なにとぞ読んでやってください。

相変わらず、ご感想を書いていただく場所に迷うような設計のサイトで申し訳ないです。
が、このたびネメシスリップの方にブログを新設、などということをしてみましたので、今後はそちらが便利かも知れません。
オーバル魔ペットJoya 2011/06/13(Mon)22:44:38 編集
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