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じょやです。
放射線問題ももうそろそろうやむやにされていきそうだなと感じています。
再稼働問題じゃないんですよ。まだまだ放射線問題だと思います。
再稼働するかどうかよりも前に、いかに不安を取り除くかです。
いじめがあったかなかったかじゃなくて、
かかわった全ての人間がいかに反省し、いかに償いをするかです。
勝ってメダルを何個とったかじゃなくて、選手がどう努力しどう戦ったかです。
 

話はとびますが
なんかのCMで、「ひとりぼっちという現象はある意味皆無」
「生まれた時から同じ空気を吸っている」云々と語っていました。
そりゃ、ある意味皆無なんだろうけど、他の多くの意味では「ひとりぼっち」ですよ。

親から愛を、友から情を受け取って、優しさとかを学んで、
やっとのことで人間は「ひとりぼっち」じゃなくなるんすよ。
「ひとりぼっち」を認識して、それを乗り越えるのは並大抵の努力じゃないんすよ。
それを「ある意味皆無」なんてそんな簡単な言葉で片づけないでほしいんですよ。

呼吸してりゃ、相手のことなんて考えなくても皆兄弟ですか?
そういうことを言ってるんじゃないってことは分かりますよ。
でも、どうしても文句言いたくなっちまうんですよ。
人と人が真の意味で繋がるのは、血のにじむような努力の成果。
それを知らないで、空気だけで繋がってると思うのはイヤです。

世の中、同じ人間とは思えないほど考え方の違う人もいますね。
特に、人を貶しなり困らせたり馬鹿にしたりしてばかりいる、
そんな奴らと同じ空気を吸っているのだと思わされるのもイヤです。

友達になるのは、難しいことじゃない。
イヤだと思っている相手も、きっと話せば仲良くなれる。
同じ空気を吸って生きているのだから、そんなに違わない。
アイリスなら、そんなふうに言いそうです。
7年前の夏。『新・青い鳥』。
帝都での様々な経験を経て、アイリスは世界中のみんなの幸せを
はっきりと言葉にして願うようになったのだと感じました。
簡単に考えているのではありません。
人の愛やまっすぐな心を信じているからこそ、そう考えるのです。
みんながひとり残らず幸せになれると信じる彼女の心は美しい。
だから応援したいし、その思いを守りたいとも思います。

しかし同時に、アイリスだからこそ心の底からそう言えるのだ、
自分が言葉にしても、どこかに自信の無さが出るだろう・・・
とも思います。どうしても考えの合わない相手は存在します。
「みんなが幸せ」な状態を実現するのは限りなく難しい・・・
人の幸せを奪ったり踏みにじったりして幸せになってる奴ら。
アイリスのような優しい子に危害を加えても反省しなさそうな奴ら。
そんな奴らと一緒に幸せにはなれない。繋がりたくない。
そういう考えが浮かんでしまいます。
だから「みんな仲間だ」とは簡単には言えない。
人、或いは自分を励ますために強い思いを込めて言うのはいいが、
同じ空気吸ってるじゃんーてな軽い感じで言ってほしくはない。

いや、まあ・・・あのCMだって別に軽い意味で言うのでなく、
そういう考え方もあるよ、ギスギスすんなよ、寂しがるなよ、
・・・ってことなんだとは思いますが。たぶん。
でもやっぱり、あの言葉を聞くたびに軽~く感じてしまいます。


・・・CMで思い出しましたが
少し前に「タイムマシンが発明されませんように」ていうのがありました。
あれもなんか反発を覚えました。
なぜならその後に「目を閉じるだけでじゅうぶんです」と言ったから。

つまり、「自分は一瞬一瞬を大切に生きてきたから悔いは無い」
「いつでも過去の感動は蘇る」「思い出は思い出のままがいい」。
タイムマシンで見てしまってはその思いが崩れるかもしれないし、
へたにそんなものがあったらやり直しを願ってしまうかもしれない、
そうなると無粋だ、ってことを言いたいんだろうと思うのですが・・・

そういうことなら、「発明されませんように」じゃなくて、
「私にはタイムマシンは要らない」と言えば良かったんじゃないかと。
だって別に発明されても使わなければいいだけですからね。
発明されないことを願うってのは、「あったら使っちゃうかもー」という弱い意志のあらわれ・・・
だとしたら「目を閉じるだけでじゅうぶん」という言葉と矛盾する・・・と思ってしまったのです。

あ、でも・・・あれか。
携帯電話なんて発明されなければ良かったのに!
便利だから使っちゃってるけど、発明さえされなければ
古き良き時代が続いたのに!・・・という微妙な思いと一緒か。
それなら分かります。
そうすると、実は「タイムマシンがあれば昔に行ってみたいわ~」
という思いの裏返し、照れ隠し、自分への皮肉か。
または、欲しいけど無い、そんなもどかしさの中に生きるほうがいいという不思議な感覚か。
だったら深いな~ 言葉通りなら別に深くないな~ と思う私は変わり者ですか。

実際タイムマシンあったら、歌謡ショウ観にいきますよ。
なにがなんでも。永遠に終わってほしくないと思ってたし。
とても「目を閉じるだけでじゅうぶん」とは思えない。
いくら記憶が鮮明でも、美しくても・・・
実際に観ている時の感激には敵いませんから。
まぁ・・・この時期になると何の話題でも歌謡ショウに繋がるわけです。
未練がましい? 思い出に浸りすぎ? 何とでも言ってください。
それほど良いもの・・・でっかいものだったんですよ、あれは。

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