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マイケル・ジャクソンが亡くなった。
自分にとっての彼は、ずっとただの「踊りながら歌う外人」。
なぜあんなに熱狂的なファンがいるのか、どんな功績があるのか、なにがそれほど素晴らしいのか、まったく知らなかった。というか知ろうとしていない。興味がない=知ろうとしないこと。
亡くなった時の様々な報道で色々知るというのはよくあること。
そういうのを見て、ああ、すごい人だったんだな、と初めて知る。
ポップの王様。様々な新しい試み。チャリティー活動。映像と歌と踊りの見事な融合。
ところが
整形のしすぎで顔が崩れたとか、肌の色を抜いたとか、そういう記憶ばかりがあった。
(どうもそれらは偏った情報あるいは間違いだったようだが、後から知った。)
よく知らない上に、そういうバカにしたようなお笑いのネタばかりにふれる。お笑いだけでなくて、報道からして超憶測やある側面ばかり強調した悪意あるものに溢れていたように思う。
むしろ報道の方が元凶だろうか。
とにかくそういう偏った情報から、イメージが変な方向へ凝り固まっていく。今だったらどんな情報も疑ってかかるからいいが、昔は結構何の疑いもなく受け入れてたな、と省みる。
お笑いも好きな方だが、人をネタにするやり方は、どうなのか。あまりにバカにしたようなものは、勘違いや偏見を生む。テレビでやってるんだから自分もバカにしていいだろうという雰囲気を生む。
そういったことは、ファンや本人に深い傷を残すのではないか。整形のネタをテレビで直接見なくても、人が面白がって話しているのをちょっと聞くだけでもショックではないか。
人は生きながら常にどこかの誰かを傷つけているかも知れない。
そのことを、意識するべきだと思った。
そんなの気にしてられん、言いたいことを言って生きろとか、ふれたくないなら耳をふさぎ目を閉じればいいとか。そんなのはあまりに勝手で乱暴な意見。
でもそれが主流か。そんなのが主流だから、所詮この世は我慢したほうが負けになる。
心にモヤモヤしたものを抱えながら生きていかねばならぬ。
何も気にせずべらべら喋る奴らはあほみたいにスッキリ顔だ。
自分はどうだったか?
ずっと、自分はモヤモヤの方つまり虐げられてる立場だと思ってきたが、自分の興味のないこととなると、あほのスッキリ顔をしていたこともあるかも知れない。 じょや
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